レシポンシブウェブデザインってどうよ?
レスポンシブウェブデザインは、自分がつくりたいサイトに使えるのか?と疑問に思っていたため、ウェブで情報を集めていたのですが、「実際に触ってみないとわからん!」ということで、WordPressのテンプレートを使ってサイトを立ち上げてみました。
◆利用したテンプレート:Responsive
◆つくったサイト:中古住宅の購入に役立つサイト
今のところの自分の答えは、記事がメインのサイト(ブログやニュースサイト)では使えなくはないけど、ECサイト、不動産物件検索サイトなど商品一覧にたくさんの比較するための情報を掲載しているようなページには不向きだと思います。
何故なら「display: none;」で余計な要素を隠し、体裁を整えたとしても、無駄なデータを読み込むことになるため表示速度は遅くなりますし(レスポシブウェブデザインのデメリットとして言われていることですが)、こだわり出すとCSSが複雑になってしまうため別テンプレートでつくるのと同じ手間がかかってしまうからです。
つまり、ターゲットは、「そこそこスマホでも見やすくできたらいいや」って人なんだろうなぁって思った。
ECサイトや不動産物件検索サイトでもお役立ちコンテンツのような読み物はあると思いますので、そう言ったページだけ部分的にレスポンシブウェブデザインを導入してもいいのではないかと思いますが、別テンプレートをひとつ用意するだけだしレスポンシブじゃなくてもいい気がする。。。
「Webや本で知り得た情報を鵜呑みにせず、自分で体験することで理解度が進みますね」と締めくくる予定でしたが、いまいちスッキリしていませんw
話は脱線しますが、気になるのはSEO。ちょっとしたテキストを「display: none;」を利用して画像に置き換えるくらいだったらペナルティを受けないと思いますが、ごっそりと要素を非表示にしてしまっても大丈夫なんだろうか?
※SEO目的じゃなければ大丈夫って言われていますけど、ちゃんと判定してくれるのか?
モヤモヤしていますが、しばらく運用してから気づくこともあると思いますので、今日のところは締めくくりますw
キーワードツールから世の中の男と女の仕組みを学ぶ
アクセスログ解析の実践編の記事を書くつもりだったのですが、肝心の分析する対象サイトがないことに気づきましたw
複数の個人サイトを運営しているのであるといえばあります。ただ、分析対象にしようと考えていたサイトが、Googleからペナルティを受けていたのです。そのため、トラフィックが皆無というお恥ずかしい状況で、解析するための数字がない状態ですw
現在、ペナルティから解除させようと試行錯誤している最中なのですが、Googleを納得させるのには時間がかかりそうです。
それまでの繋ぎのエントリーとして、Googleが提供する「キーワードツール」を使ってお茶を濁し記事を書きたいと思います。キーワードツールが何なのかという説明は面倒なのでしません。知らない人はGoogleで検索してください。
早速、本題に入ります。まずは、「彼氏と彼女の関係」について調べてみました。
次の画像を見てください。彼氏から彼女へのプレゼントに関する検索です。
月間検索ボリュームが40,500回、クリック単価が90円です。
次の画像は、彼女から彼氏へのプレゼントに関する検索です。
月間検索ボリュームが33,100回、クリック単価が66円です。
月間検索ボリュームは81.2%、クリック単価は73.3%となっており、彼氏の方が彼女にプレゼントする頻度が高く、値段が高いものをプレゼントしているということが読み取れます。 ※1
中には「手作り プレゼント 彼氏」といった心温まるキーワードもありました。
でも、これくらいは許容範囲ですよね。
こんな彼氏と彼女もいずれは結婚して夫婦になります。
そんな彼らの未来を見てみましょう。
夫から妻へのプレゼント:月間検索ボリュームが6,600回、クリック単価が70円です。
妻から夫へのプレゼント:月間検索ボリュームが1,900回、クリック単価が58円です。
彼氏と彼女の関係だった時の検索回数は81.2%だったのに対して、夫と妻の関係になると28.8%になるようです。
なんとなく想像はしていましたが、ここまでとはw
こんな感じで、しばらくGoogleからブログのネタを集めたいと思います。
※1:入札状況にもよるので、一概には言えません
あなたはアクセスログ解析をやる目的を答えられますか?
アクセスログ解析には、大きく二つの目的があります。
(1)定点観測
例えるなら、毎日の体重測定です。
資料請求数や訪問者数などの数値を定点観測することで、目標に対する進捗を確認したり、環境変化(内部、外部共に)が起きた際のアラートとして機能します。
この定点観測のことを「守りのアクセスログ解析」と呼びます(今、命名しました)。
日次、週次、月次など、定期的に行うルーチン作業です。ウォッチする指標は、必要最小限にしておくことをオススメします。なぜなら、意外に時間を食われてしまうからです。また、一度数字を取り始めると必要ないと思いつつも(もしくは思考停止状態でそれに気づかないで)継続しがちです。
気づいた時には何のために集計しているんだっけ?と目的を見失っているケースが多々あります。無駄な時間を費やさないためにも、目的をハッキリと持って取り組むことが重要です。
冒頭にも書きましたが、資料請求数や購入数などのコンバージョン数と訪問者数(または訪問回数)、そして、それから算出できるコンバージョンレートの3つを押さえておけば変化をキャッチアップできます(広告枠を販売しているようなサイトの場合は、PVや広告のクリックレートも重要指標なので取った方がよさそう、経験ないため想像)。
そして、それらの数値に変化が見られる際に、詳細な分析を行えばよいです。
この「守りのアクセスログ解析」は、課題を発見することは得意ではありません。そこを勘違いしないようにしましょう。
(2)課題発見
例えるなら、健康ドックです。
自発的に「問題がないか?」と目的意識をもって取り組みます。
前の記事「上司に目標を与えられた!その後どうする?」で書いていたアクセスログ解析はこちらに該当します。
この課題発見のことを「攻めのアクセスログ解析」と呼びます(こちらも今、命名)。
「攻め」も「守り」も必要ですが、このブログで「アクセスログ解析」という単語を使う場合は「攻めのアクスログ解析」を指すようにしたいと思います。
ちなみに、アクセスログ解析をする際に、どんな軸や視点で分析するのかの一例をメモ書きとして列挙します(脳内が整理できていないので羅列、、、)。
- サイト構造(サイトマップ)を理解する
- 目的をもってアクセスログ解析ツールと向き合う
- 相関関係と因果関係の違い
- マクロからミクロへ
- ユーザーセグメント別分析 →新規ユーザーと既存ユーザー
- 直帰率と離脱率(ボトルネックの調査)
- 貢献度の高いページの調査
- 外部流入の多いページの調査
- 着手する順番 →コンバージョンページに近いページ
- エントリーフォーム最適化
- 流入経路別の分析 →検索エンジン(有料・無料)
- サイト内検索キーワードの分析
- 貢献度の低いページから貢献度の高いページへ導線見直し
→集客経路別(PPC、SEO、ディスプレイ広告など)のパフォーマンス調査
→ユーザー属性(性別・年齢・職業・家族構成・居住地域)
→行動履歴
→たくさん人が来ているページ
→コンバージョンに貢献しているページ
→ディスプレイ広告
→ソーシャルメディア
今後のエントリーでは、メモ書きに書いた内容などを、一つずつエントリーに起こしていきます。
※[写真] kennymaticの作品を利用
マーケティング視点から見たリラックマ【後編?】
調子に乗ってリラックマをマーケティング視点で分析しようと意気込んでいたわけなんですが、降参です。。。
マーケティングのフレームワークを用いて、キャラクタービジネスを説明することは非常に難しいと思いました。その理由のひとつとして、キャラクターの良し悪しが定量的にも定性的にも説明するのが難しいということが挙げられます。
リラックマがキャラクターの中で唯一「癒し」を提供していると勝手に思っていたため、そこを軸に考えていこうと思っていたのですが、ほとんどのキャラクターが癒しを提供しているということが、バンダイキャラクター研究所「キャラクターに癒しを求める現代人」でわかりました(冷静に考えればわかることですが・・・)。
そんな凄まじいレッドオーシャンの中で多くの層から支持を得ているリラックマ。必ず何かしらの理由はあるはずなのですが、今の私には見抜く力はないようです。
更に、この分析を面倒になって投げ出したくなった理由がもうひとつ。
「キャラクターの展開範囲が無限にある」ということです。
だからこそ、面白い領域であるともいえるんですが、今このネタに時間を掛けるのはもったいないと判断しました(笑)
また、気が向いたときにでもチャレンジしてみたいと思います。
名刺交換で頂戴した名刺を分析してみた
これだけITが浸透していても、未だに初対面の際には名刺交換という儀式が行われています。
最近、仕事に限らず、プライベートでも行うことが多くなったので、個人用の名刺でも作ろうと思っています。
そこで、名刺交換で頂戴した名刺を分析してみました(というレベルの代物じゃないけど)。
①形状
→長方形
→その他
ほとんどの方はよくある名刺サイズですが、1名だけ違う形でした。
長方形の右側に半円を合わせた形です。
②素材
→紙
→その他
分析した名刺は紙質(素材と色)に違いはあるものの、すべて紙でした。
過去にいただいた名刺がプラスチック製だったことが一度だけあります(いくらするんだろう?)。
③情報記載面
→両面
→片面
今回分析した名刺は両面パターンの方が圧倒的に多かったです。
④内容
・個人情報
→名前(ふりがな)
→顔写真/イラスト
→保有資格
→連絡先
→メールアドレス
→個人携帯
→Facebook
→Twitter
→自己紹介
→一言メッセージ
→出身地
→夢
→好きな言葉
→尊敬する人
・会社情報
→会社名
→会社ロゴ
→役職
→部署名
→住所
→電話番号
→FAX番号
→上場市場/証券コード
→受賞歴
・提供価値
→経営理念
→事業/サービス概要
→運営サイト/ブログ
→サイト名やロゴ
→URL(検索窓があるパターンも)
・その他
→装飾の画像
→イメージキャラクター
→懸賞アンケートへの誘導(QRコード)
→社会貢献内容
この内容部分が最も重要な部分。
「相手に何を伝えたいか?」を考え、情報を必要なものに絞ることが大事な気がする。
⑤言語
→日本語
→その他
名前だけ英語だったり、片面が日本語、片面が英語というパターンなど様々。
さて、自分の名刺を考えるとするか。
マーケティング視点から見たリラックマ【前編】
最近、ウェブサイト関連のネタが続いたので、たまには変化球を。
船井総合研究所のリラックマの分析記事に対抗して、嫁以上に愛するリラックマについて分析してみます。
<船井総合研究所の分析について>
まず、船井総合研究所の分析について思ったことを書いておきます。
船井総合研究所の分析によると、2003年9月の展開時は子供向けだったものを、大人の女性にターゲットを切り替えたとありますが、リラックマの生みの親「コンドウアキさん」は、当初から今日に至るまでターゲット変えておらず、サンエックスがリラックマというコンテンツの使い方を変えただけではないかと推測しています。
※そういう意味では、船井総合研究所の分析はサンエックス視点なので間違えてはいません
そのように考える理由は、大きく2つあります。
①時間的な制約
②リラックマ誕生秘話
一つづつ紐解いていきます。
①時間的な制約
2003年9月のキャラクターグッズの販売から絵本が出版された2004年4月までの約半年間で店舗データを分析し、その結果のフィードバックを受けてから、絵本を執筆、編集、製本、流通といった工程をこなすのは無理ではないか?(特に人気もなかったため販売データの蓄積に時間が掛かる)と思っています。
ただ、この理由は弱いです。物理的に不可能とは言い切れないためです。
②リラックマ誕生秘話
コンドウアキさんは「リラックマだらだらファンブック」のインタビューで「ものすごく疲れていたときに、月1回のカンプ出しがありました。当時はペットブームで、私もチワワのように飼い主にいろいろ面倒見てもらいたい・・・と思ったのがきっかけです。」と答えられています。
キャラクター製作時に「理想の自分をリラックマ」に、「現実の自分をカオルさん」に重ね合わせていたのではないかと考えます。
注)カオルさんとは、都内で働くOLで、リラックマが居候しているアパートの部屋の住人です
何故なら、コンドウアキさんは「癒し」を求めていたからです(推測)。それが無意識に仕事で疲れている女性(自分)に癒しを提供したいという想いに繋がったのではないでしょうか?
つまり、リラックマは初めから子供をターゲットにしたキャラクターではなかったのです。それをサンエックスが理解できず、通常のキャラクターのように子供向けに商品展開をしたことが、開始早々でターゲット変更に繋がったのではないかと思っています。
<私が考えるリラックマのビジョン>
次に、リラックマというキャラクターを通じて、ターゲットに何を提供しようとしているのか(=ビジョン)を言語化してみました。
「カオルさん(20〜30代独身OL)」に、緩い世界観を提供することで、癒しと活力を与えること
リラックマの誕生秘話にも書いたように、大人の女性に癒しを与えるために生まれてきたキャラクターだと思っています。
このように、リラックマの世界観はコンドウアキさんによって、絵本を通じて創られ、発信されています。
一方、キャラクターを利用したビジネス展開は、版権元であるサンエックスが行っており、コンドウアキさんは関与していません。
それを裏付けする出来事が「パチスロ事件」です。コンドウアキさんの知らないところで、リラックマがパチスロのキャラクターとして起用されてしまいました(版権を持っているサンエックスの自由なんですけどね)。
参考:コンドウアキさん公式ブログ「パチスロ騒動に対する謝罪記事」
私が勝手に想像したビジョンに当てはめれば、癒しとは程遠い、殺伐としたパチスロへのキャラクター起用が適切ではないことは明らかです。
コンドウアキさんの考えるリラックマの世界観(ビジョン)が伝わっていなかったのか、それともサンエックスが金儲けに走ったのかわかりませんが、どちらの理由にせよ残念なことです。
そのような大人の事情により、キャラクターを利用した商品は、様々な層に対して展開されています。
そこで、自分がサンエックスの社員だったら、リラックマというコンテンツを利用してどう稼ぐかを、マーケティングの基本フレームワークを利用して、考えて行きたいと思います。
ただ、何気に面倒な予感がプンプンしているので、いつ出来上がるかは未定ですw